迷わず選べる過払い

香港大手の『K泰君安証券』は、国際収支と財政に赤字を抱える米国のドルレートは下方トレントが続くと見られること、2002年10月に上海金取引所がオープンしたことを契機に、政府が50年ぶりに金販売を民間に開放したこと、02年の中国の1人当たり金需要は0.16グラムで、世界平均の0.7グラムと比べて大きな開きがあることなどの理山により、需要は今後も拡大するとし、04年の金価格は前年比14.6%高の1グラムニ0元にまで上昇、これに伴い同社の業績は右肩上がりの成長を見せると予想しています。

この会社の株価の動き、業績の見通しなども中国ならではの特徴を表しています。 新鉱脈の大発見でもない限り、日本では鉱山株が短期間にIPOI価格の倍を付けるなど考えられませんが、いまの大陸では金開放はなされたばかりで、金のより一層の需要増も見込めるというのですから、経営としてはこれからが本番というわけです。
日本人にとっては、この道はいつか来た道、かもしれません。 もう古い、昔のことと受け取られがちなことが、中国ではまだまだ花形になりうるのです。

投資先を選択する場合にはこうした角度からの考慮も大事でしょう。 数年前、日本の経済評論家が、中国に投資するなら繊維産業がいい、貧しさのなか、誰もがシャツを欲しがっている、1人にシャツを1枚売っても12億枚売れる、繁盛する、とコメントしていました。
これも乱暴な表現ですが、かつての日本にも繊維が花形のときがあったのですから、 いつか来た道.論法からして当たらずとも遠からず、でした。

気をつけなければならないのは、「神風タクシー」と表現された日本の成長期の猛進をしのぐほどに、いまの中国の変化は速く、めまぐるしいということです。 その証拠に。
12億枚で儲かっているはずの繊維業界が早くも構造不況に苦しんでいます。 いつか来た道、つまり復習だからと、気を許してしまうのは禁物です。

開放され、貧困と飢えに別れを告げたかのように映る大陸ですが、実はそうとはいい切れません。 深川の街で1万円の給料をもらっているお手伝いさんが、収入の一部を故郷の農村部の両親に仕送りしていますが、両親はそのお金だけで地元ではまあまあの暮らしができるのです。 思うと、大都市には東京でもニューヨークでも見られないような超現代風のビルが天を突くがごとく建ち並んでいます。

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